AIに毎回同じ説明をしなくて済む方法。私が先に読ませている文章の中身

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こんなことで困っていませんか?
- AIに毎回同じ説明をしていて疲れる
- 前に失敗したことを、AIがまたやってしまう
- 説明が長くなって、頼みたいことを忘れる
何に困っていたか
AIにホームページを直させていると、毎回ゼロから説明することになります。
「このサイトは〇〇のサイトで」「読む人は〇〇で」「ここは触らないで」—— 昨日も言ったことを、今日もまた言う。説明しているうちに、頼みたいことを忘れます。
もっと困ったのは、前に失敗したことを、AIがまたやることでした。 AIは前回のことを覚えていません。こちらが言わなければ、同じ穴に落ちます。
やったこと:前提をまとめた文章を、最初に読ませる
AIに頼む前に、「これを読んでから始めて」という文章を1つ用意しました。
Claude Code の場合、決まった名前のファイル(CLAUDE.md)をサイトのフォルダに置いておくと、 作業のたびに勝手に読んでくれます。 私が毎回「読んで」と言う必要もありません。
最初は10行くらいでした。いまは、1つ目のサイトのものはかなりの長さになっています。 失敗するたびに書き足していったからです。
何を書いているか
私の文章に入っていることを、そのまま書きます。
① このサイトは何のサイトか
誰が、何を探しに来るサイトなのか。 これを最初に書いています。
AIはやり方を知っています。知らないのは、こちらが何をしたいかだけです。 ここが書いてあると、頼んでいないことまで「このサイトならこうだろう」と合わせてくれます。
② 読む人はどんな人か
このサイトなら「プログラミングができない人」です。
これを書いておくと、AIが専門用語で書いてくるのが減ります。 書いていないと、AIは普通に専門用語を使います。AIにとってはそれが普通だからです。
③ 触ってはいけないもの
「ここは触るな」を、はっきり書いています。
- 動いているものは触らない
- 本番に上げる前に、戻し方を確かめる
- 1回に1つだけ直す
「ついでにこれも」で壊した経験から書きました。 書いておくと、AIのほうから「それは触らないことになっています」と止めてくれるようになります。
④ 前に失敗したこと
ここが一番効きます。
失敗するたびに、「何が起きて、なぜ起きて、次はどうするか」を書き足しています。
たとえば、ファイルを上げる順番を間違えてサイトを壊した話。 これを書いてから、同じ壊し方は一度もしていません。
AIは覚えない。だから、文章に覚えさせる
AIは前回のやりとりを覚えていません。覚えているのは、この文章だけです。
裏を返せば、文章に書いたことは、絶対に忘れません。 人に引き継ぐより確実でした。
⑤ やってはいけない書き方
記事を書かせるサイトなので、これも入れています。
- 根拠のない数字を入れない。 料金は公式サイトで確認したものだけ
- 私がやっていないことを、私の体験として書かない
2つ目は、実際にやられてから書き足しました。 AIは、知らない部分をもっともらしい話で埋めてくることがあります。 書いておいてからは、分からないところを空欄のまま返してくるようになりました。
どう効いたか
説明の時間が消えた
一番分かりやすい変化です。「直して」の一言から始められます。
同じ失敗をしなくなった
④のおかげです。壊した回数が、目に見えて減りました。
AIのほうから止めてくれる
これは予想していませんでした。
「これも直して」と頼んだときに、 「それは触らないと決まっているので、別にしましょう」と返ってくるようになりました。
こちらが忘れていても、文章が覚えています。
AIが自分で書き足すようになった
いまは、失敗したときや決めごとが増えたときに、AIのほうからこの文章を書き足しています。
「今回のことを記録しておきますね」という感じです。 私が書くより正確なので、任せています。
これから作る人へ
最初から長く書く必要はありません。5行でいいです。
このサイトは、〇〇な人が〇〇を探しに来るサイトです。 読む人は、パソコンが得意ではない人です。専門用語を使わないでください。 動いているものは触らないでください。 本番に上げる前に、戻し方を確かめてください。 1回に1つだけ直してください。
これを、サイトのフォルダに CLAUDE.md という名前で置くだけです。 (他のAIを使っている場合は、毎回最初に貼り付けてください)
あとは、失敗するたびに1行足す。 それだけで、私のものと同じになっていきます。
書いていないことは、守られません
「言わなくても分かるだろう」は通じません。AIは、書いてあることだけを守ります。
「そんなの当たり前」と思うことほど、書いてください。 私が壊したのは、全部「当たり前だと思って書いていなかったこと」でした。
まとめ
- AIは前回を覚えない。毎回同じ説明をすることになる
- 前提をまとめた文章を1つ作って、最初に読ませる
- 書くのは5つ。何のサイトか/誰が読むか/触るな/前の失敗/やってはいけない書き方
- 一番効くのは「前の失敗」。書いてから同じ壊し方をしていない
- 書いていないことは守られない。 当たり前のことほど書く
- 最初は5行でいい。失敗するたびに1行足す
頼み方そのものは、こちらに書きました。